ホーム

接続詞について (一覧と解説)

 接続詞とは、品詞の一つで、前後の文・節・句・語をつなぎその関係を示す語です。 自立語で活用がなく単独で接続語になります。

 264の接続詞の一覧です。リンクをクリックすると解説が表示されます。

種類
意  味
使われる接続詞
順接
前の事がらが原因・理由となり、その順調な結果があとに続く。

だからそのため、このため
それで、これでそうすることで、こうすることでそういうわけで、そんなわけで、そのような理由でこういうわけで、こんなわけで
そこですると
だからこそそれでこそそれだけに
そうして、こうして、そのようにして、このようにして
したがって、ゆえに、それゆえによって
従いまして、つきましては、ついては
では、それではこれでは
その結果、結果として、結果的に結局、つまるところ
それにより、これにより、それによって、これによって
これによると、これによれば、これによりますとそれによると、それによれば、それによりますと
以上のことから、このことから、これらのことから、そのことから、それらのことから
こうした背景から、そうした背景から
このように、以上のように
以上のことを踏まえて、これらのことを踏まえて
それなら、それならば、それだったら、だったら、それでしたら、でしたらこれなら、これならば、これだったら、これでしたらだとすれば、だとすると、だとしても
そうすれば、そうしなければ、そうすると、そうしないと、そうなれば、そうならなければこうすれば、こうしなければ、こうすると、こうしないと、こうなれば
もし、もしも、仮にたとえもしそうなら、もしそうならば、もしそうでないのなら、もしそうしなければもしそうだったら、もしそうでなかったら、もしそうでなければ
さもないと、さもなければ

逆接
前の事がらから、当然、類推される結果とは逆の結果があとに続く。
並列・並立
2つ以上の事がらを、並べて述べる。
添加・累加
前の事がらに、後の事がらを付け加える。
対比
前の事がらと、後の事がらを比較・対比する。
選択
前の事がらと、後の事がらのどちらか一方を選択する。
補足・説明
前の事がらの原因・理由等を後に続く部分が補足・説明する。
言換・例示

前の事がらについて、別の言い方で繰り返したり、例をあげたりする。

転換
前の事がらとは、別の話題に話を変える。
譲歩
後の事がらを肯定し受けいれ、それを踏まえてさらにその後の事がらを述べる。

(付記)接続詞助詞一覧 五十音順

(確定の逆接)

 謝られたが、気がおさまらない。

(仮定の逆接)

 なんと言われようが、ゆずれない。

(前置き)

 スマホがないのだが、誰か知らないか。

(並立・対比)

 姉は無口だが、妹はおしゃべりだ。

から

(確定の順接)

 休日だから、映画に行こう。

けれど(けれども)

(確定の逆接)

 期待してたけれど、期待はずれだった。

(前置き)

 郵便局へ行きたいのだけれど、道を教えてほしい。

(並列・対比)

 サッカーも好きだけれど、バスケットボールも好きだ。

(並立・列挙)

 彼女は頭もいいし、スタイルもいい。

(確定の順接)

 疲れたし、もうやめよう。

たり(だり)

(並立・例の列挙)

 ゲームをしたり、漫画を読んだりする。

つつ

(確定の逆接の平行)

 危ないと思いつつ、がけを登った。

(動作の平行)

 ラジオを聞きつつ、片付けをした。

て(で)

(確定の順接)

 転んで、骨折した。

(確定の逆接)

 見て見ぬふりをする。

(動作の推移・経過)

 朝起きて、ひげをそる。

(手段・方法)

 飛行機に乗ってアメリカに行く。

(並立)

 やわらかくてふわふわする。

(補助 意味を添える

 ジンジャエールを飲んでいる。

ても(でも)

(仮定の逆接)

 台風が来ても、大丈夫だ。

(確定の逆接)

 いくら待っても、バスは来なかった。

(確定の順接)

 振り向くと、1匹の猫がいた。

(仮定の順接)

 勉強しないと、合格しない。

(仮定の逆接)

 負けようと、かまわない。

(前置き)

 第1志望の大学に合格できるかというと、いまのままでは少し難しいようだ。

ところで

(仮定の逆接)

 過去についてあれこれ考えたところで、過去は変えることはできない。

ながら

(確定の逆接)

 彼は小学生ながら、しっかりしている

(動作の並行)

 ラジオを聴きながら片づけをする。

なり

(直後を表す)

 家に帰って来るなり、トラえもんに泣きついた。

ので

(確定の順接)

 図書館は涼しいので、勉強するのにぴったりだ。

のに

(確定の逆接)

 明日テストなのに全く勉強してない。

(並列)

 彼らは漫才もすれば、コントもする。

(仮定の順接)

 明日晴れれば、遊園地に行こう。

ものの

(確定の逆接)

 お腹が空いたものの、親はまだ帰ってこない。

次の記事も読むと接続詞にさらに強くなります。

接続詞の使い方3つのポイント

ビジネス文書・レポート・小論文などで使ってはいけない接続詞

接続詞(せつぞくし)と接続語(せつぞくご)のちがいとは?

接続詞とは要するに何か

接続詞について〈種類細分化 Ver.〉

週刊随筆「ポトス」(毎週日曜更新)

 

 

 

 

接続詞の使い方3つのポイント

 1つ目のポイントは、接続詞を使うべきところでしっかり使うことです。

 例えば、理由を述べようとする場合は、「なぜなら」「その理由は」といった接続詞を使う。

 また、結論を述べようとする場合は、「ゆえに」「以上のことから」といった接続詞を使う。

 ここには、絶対に接続詞が必要であるというところが文章にはあります。

 そういうところをしっかり見極めて、接続詞を使うべきところでしっかり使うようにしましょう。

 2つ目のポイントは、接続詞を使いすぎないということです。

 文章において、もし、ある接続詞を削っても、意味が通じるのであれば、その接続詞は必要のない接続詞です。

 一般的に、「そして」「したがって」「だから」といった順接の接続詞は削っても意味が通じることが多いです。

 しかし、削っても意味は通じるがこの接続詞は削らない方がいいというようなものもあるので注意が必要です。

 3つ目のポイントは、文と文をつなぐ接続詞のあとには読点「、」を打つのを忘れないことです。

 会話などにおいては、文と文をつなぐ接続詞のあとに読点「、」を打つようなことはする必要ありません。

 しかし、文章として書く際は、文と文をつなぐ接続詞のあとに読点「、」を打つ必要があります。

 結構、忘れがちな人が多いので、しっかり意識して、文と文をつなぐ接続詞のあとには読点「、」を打ちましょう

 

 

 

 

ビジネス文書・レポート・小論文などで使ってはいけない接続詞

 企画書・報告書・レポート・顧客先へのメールといったビジネス文書

 レポート・論文といった大学などで課される文章

 大学入試・公務員試験・資格試験などの試験において書く小論文・作文

 以上のような文章で使ってはいけない接続詞があります。

 それは、「書き言葉」ではなく「話し言葉」に該当する接続詞です。

 具体的にどのような接続詞かというと

 だから/なので/ですから/だって

 だけど/けれども/けれど/でも

 といった接続詞です。

 会社・大学・試験などにおいて文章を書く際は、以上のような接続詞を使わないように注意しましょう。

 

 

 

 

接続詞(せつぞくし)と接続語(せつぞくご)のちがいとは?

 接続詞とは、品詞の一つで、前後の文・節・句・語をつなぎその関係を示す語です。 自立語で活用がなく単独で接続語になります。

 接続語とは、文節(文の成分)の役割につけられた名前であり、「前後の文・節・句・語をつなぎその関係を示す」または「あとに続く文に対し、原因・理由等を述べたり、様々な条件づけをしたりする」文節を接続語と区分します。

 ちなみに、文節とは、文を意味をこわさない程度に区切ったひと区切りです。

 接続詞と接続語のちがいを簡潔に述べると、接続詞は単語であり、接続語は文節ということです。そして、接続詞は接続語に区分されます。

 文において、文節(文の成分)が接続語になるパターンは3つあります。

 1つ目は、「接続詞」のみの場合です。

 妹は体が弱い。しかし、いつも元気だ。

 接続語「しかし」→ 接続詞「しかし」

 2つ目は、「用言+接続助詞」の場合です。

 妹は体が弱いが、いつも元気だ。

 接続語「弱いが」→ 形容詞「弱い」+助詞「が」

 3つ目は、「体言+助動詞だ+接続助詞」の場合です。

 明日は休日だから、妹はショッピングモールに行く。

 接続語「休日だから」→ 名詞「休日」+助動詞「だ」+接続助詞「から」

 文において、以上の3つの文節のパターンが接続語になります。

 

 

 

 

接続詞とは要するに何か?

 接続詞は、「前の語句・文」に対する「後ろの語句・文」の関係を示す言葉ですが、

 

 「前の事がら」に対して、「後の事がら」を接続詞を使っている人がどのように感じているか示す言葉

 

 だとも考えることができます。

 例えば

 今日は日曜日だ。(    )部屋の掃除をしよう。

 という文章があります。

 この(    )の中には、いくつかの接続詞を入れることができます。

 ここに《順接の接続詞「だから」》を入れると、「日曜日である」ことに対し、「部屋の掃除をする」ことを当然のことのように感じていることを表しています。

 ここに《逆接の接続詞「しかし」》を入れると、「日曜日である」ことに対し、「部屋の掃除をする」ことが自分の期待する内容でないと感じていることを表します。

 ここに《転換の接続詞「さて」》を入れると「日曜日である」ことに対し、「部屋の掃除をする」ことが自分の気持を軽く切り替えてする内容であると感じていることを表します。

 なお、上の文章は接続詞を入れなくても意味は通じます。

 接続詞を入れずに文章をつなげると「今日は日曜日だ。部屋の掃除をしよう。」となり、別に、全然おかしくありません。

 

 それでは、接続詞を入れることによって何が変わってくるのか?

 

 それは、「前の事がら」対して「後の事がら」をどのように感じているかという接続詞を使っている人の気持が表現されるわけです。

 接続詞とは、

 「前の語句・文」に対する「後ろの語句・文」の関係を示す言葉ですが、

 要するに、

 「前の事がら」に対して、「後の事がら」を接続詞を使っている人がどのように感じているか示す言葉

  なのです。

 

 

 

 

接続詞について(一覧と解説)〈接続詞の種類細分化 Ver.〉

種類
意  味
使われる接続詞
順接
前の事がらが原因・理由となり、後の事がらが結果・結論となることを示す。
帰結
前の事がら理由・根拠として、導き出される内容を後の内容として述べます。
推論
前の事がらを前提とし、後の事がらを論理的に導き出す。
強調
前の事がらに対し、後の事がらを強調して述べる。
逆接
前の事がらから予想される結果とは逆の結果になることを示す。
否認
前の事がらに対し、それが理由でそうではない、そうしてはならない後の事がらを述べる際に使います。
違和
前の事がらに対し、調和しない後の事がらを述べる。
譲歩
後の事がらを肯定し受けいれ、それを踏まえてさらにその後の事がらを述べる。
意外
前の事がらに対し、意外な事がらを述べる。
不当
前の事がらに対し、道理に合わないことを述べる。
並列
前の事がらに後の事がらを並べる。
列挙

前の事がらに対して後の事がらを並べ上げる際、その順番を示す。

添加
前の事がらに後の事がらを付け加える。
不唯
前で述べた事がらのみではなく後で述べる事がらもあることを述べる。
否定
前で述べた事がらを否定して後の事がらを述べる。
無論
前で述べた事がらに加えて、論ずるまでもないことを述べる。
対比
前の事がらと後の事がらを比べる。
選択
前の事がらと後の事がらを選択する。
理由
前の事がらについての理由を述べる。
事情
前の事がらの背後にある事情を述べる。
要点
前の事がらに対し、要点となる事がらを述べる。
補足
前の事がらについて補足する。
見解
前の事がらに対し、自分の見解(意思・提案・評価・主張)を後の事がらとして述べます。
仮定
後で述べた事がらを仮定として、さらにその後の事がらを述べる。また、前で述べた事がらを仮定として、後の事がらを述べる。
状況
前で述べた状況にある場合のことについて述べる。
簡略
前の事がらを簡単にまとめる。
言換
前の事がらについて言いかえる。
実例
前の事がらについて実例を示す。
注目
前の事がらの中からとりあげて注目する。
比較
前の事がらと比較して後の事がらを述べる。
着目
前の事がら対し、着目すべき事柄を述べる。
転換
前の事がらと話題・状況を変える。
判断
前の事がらに対する判断を後の事がらとして述べる。
直言
前の事がらを述べたあとに、思っていることをありのままに述べる。
結果
前の事がら対する結果を述べる。
帰納
前の事がらからある事がらを導き出す。
根拠
前で述べた内容を根拠として、後の内容を述べる。
対立
2つの対立する事がらを述べる。
対照
2つの対照的な事がらを述べる。

 

接続詞 まして、ましてや、なおさら

(定義)

 当然の接続詞。

 「まして、ましてや、なおさら」は、前の事がらがそうである以上、後の事がらも当然そうであるということを述べます。

 

(例文)
・人と比べる必要なんかない。まして、落ち込んでいるひまなどない。
・自分がされていやなことはしてはいけない。ましてや、犯罪などもってのほかだ。
・現在、首位打者の彼でさえあのピッチャーは攻略できない。なおさら、並みのバッターでは手も足も出ないだろう。

 

接続詞 むろん、もちろん、言うまでもなく

(定義)

 無論の接続詞。

 「むろん、もちろん、言うまでもなく」は、前で述べた事がらがそうであることから、論ずるまでもないこと、言うまでもないこと、つまり当然である事がらを述べる際に使われます。

 

(例文)
・借金はなるべくしないほうがいい。むろん、リボ払いなどは絶対にしてはいけない。蟻地獄に落ちるようなものだ。
・「明日の式には参加しますか?」「もちろん参加します。」
・現在、地球温暖化が大変深刻な状況にあります。言うまでもなく、みなさんも私もノーネクタイでないとやっていられないというくらい暑いわけです。

 

接続詞 こうした背景から、そうした背景から

(定義)

 順接の接続詞。

 文と文を接続詞します。

 前の事がらを背景として、後の事がらを述べます。

 「こうした背景から」は自分との距離が近いと感じる事がら、または、最近の事がらに対して使います。

 「そうした背景から」は自分との距離が遠いと感じる事がら、または、最近ではない事がらに対して使います。

 

(例文)

【こうした背景から」
・銭湯を利用するのが当たり前だった昔と比べると、今では温泉に入る機会も減り、子どもたちが入浴マナーを学ぶ機会も少なくなっている。こうした背景から、温泉に親しむとともに温泉での入浴マナーを学ぶ場を作ろうと「温泉教室」が毎年行われている。

・「お客様は神様」といった考え方はまだまだ日本で根強い。こうした背景から、日本では客に対し、過剰なほど丁寧な言葉、丁寧な対応をすることが求められる。しかし、「お客様は神様です」という言葉は、日本だけで通じる考え方であり、世界において、日本人以外はそんなことを誰も思っていません。

【そうした背景から」
・初期の電話サービスは、電話と電話の間に電話回線を接続する「交換手(こうかんしゅ)」と呼ばれる人がいて、その交換手が相手に電話をつなげていました。しかし、加入者数や利用回数が多くなり、だんだんと人の手による取り次ぎがどうしても追いつかなくなりました。そうした背景から、大正15年、昭和元年から少しずつ「交換手」に代わる「自動交換機」が導入が進んでいったのです。

・花粉症の原因となっているスギを花粉がない、あるいは花粉が少ないスギに植え替えていくためには、林業を盛んにしていく必要があります。そして林業を盛んにしたいくためには、国産材の需要拡大・利用促進が必要不可欠です。そうした背景から、政府は平成22年に公共建築物への木材利用を促進する公共建築物等木材利用促進法を制定し、木材の活用を喚起しました。

 

接続詞 せめて、少なくとも

(定義)

 最低の接続詞。

 前の事がらに関して、最低限の事がらを述べます。

 「せめて」はどうしたいか、どうすべきかなど自分の思いを強くこめ主観的に最低限の事がらを述べるのに対し、「少なくとも」は客観的に最低限の事がらを述べます。

 

(例文)
・元気でいてほしい、ただそれだけが望みです。せめて元気でいるかどうかの情報がほしいです
・土日は部活などで忙しいかもしれないが読書をするチャンス。せめて毎週土日に1時間だけでも読書をしていくと、その積み重ねで読解力が上がっていくと思います。
・「子は社会の宝」であるならば、子育ては社会化するべきです。少なくとも、経済的理由で「産み控え」が生じるような現状は変えていかなければなりません。
・今年のうちのチームはバッターも、ピッチャーも戦力がそろってきている。少なくとも準々決勝までは進むだろう。

 

接続詞 のに、なのに、それなのに

(定義)

 不当(ふとう)の接続詞。

 前の事がらから、当然予想される結果に対し、それとは反対の内容である事実などの後の事がらに対して、意外な気持ち・不満の気持ちがある場合に用いられます。

 「のに」は句と句を結びます(のには厳密に言えば接続詞ではなく接続助詞です)。

 「なのに」は句と句、文と文を結びます。

 「それなのに」は文と文を結びます。「それなのに」の「それ」は前の文の内容をさしています。

 話し言葉・口語的な意味合いが強いです。

 

(例文)

【のに】

・若いのに、しっかりしている。

・毎日必死に練習したのに、甲子園に行くことができなかった。

【なのに】

・テスト週間なのに、全く勉強しない。

・今週はテスト週間です。なのに、彼は全く勉強しない。

【それなのに】

・飛行機は鉄のかたまりだ。それなのに、空を飛ぶ。

 

接続詞 かえって

(定義)

 対比の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 前で述べた事がらと比べて、逆の、反対の、もしくは、予想に反した後の事がらを述べます。

 

(例文)
・朝の車が混雑する時間に車で通勤すると時間が大分かかる。かえって、自転車で通勤した方が早く会社に着く。

 

接続詞 とにかく、ともかく

(定義)

 直言(ちょくげん)の接続詞。

 文と文をつなぎ、思っていることをありのままに述べる場合に使われます。

 「とにかく、ともかく」は、古語の「とにもかくにも」の略されたもので、「前で述べられた内容」は一旦(いったん)置いといて、素直に思ったことを述べる場合に使われます。

 

(例文)
・このまま悩んでいても仕方がありません。とにかく、正直に言おう。
・一瞬の油断が命取りになる。とにかく、最後まで気が抜けない。
・最近、市民からの苦情が多い。ともかく、市民の声に素直に耳を傾けることが大切です。
・明日、報告書を提出しなければならない。ともかく、「形式」だけは整えて提出しよう。

 

接続詞 ともあれ

(定義)

 直言(ちょくげん)の接続詞。

 文と文をつなぎ、思っていることをありのままに述べる場合に使われます。

 「ともあれ」は、「前で述べられた内容」に対する事情・意見・見方を認識した上で、素直に思ったことを述べる場合に使われます。

 

(例文)
・クレーマーの対応にはうんざりだ。ともあれ、クレーマーも一応お客様である。
・不倫は、道徳的に認められていない。ともあれ、不倫といえども「恋」ではある。
・本当にすごく心配したよ。ともあれ、無事に帰ってきてよかった。
・今回の学園祭ではたくさんのハプニングが起きて大変だった。ともあれ、たくさんのお客さんが喜んでくれて無事成功に終わってよかった。

 

接続詞 それはさておき、それはそうと

(定義)

 転換の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 前で述べられた内容と関係のない新しい内容について述べたい場合、つまり話題を転換したい場合に使われます。

 また、疑問・質問なく話しが進んでいる中、前で述べられた話しの内容について質問する場合、疑問・質問がない話が、疑問に転換する場合に使われます。

 「それはさておき、それはそうと」は、今まで述べていた事がらから新たに別の話に移りたいと思い、別の話を切り出す場合に使います。

 「それはさておき」はかしこまった言い方で、「それはそうと」はくだけた言い方になります。

 

(例文)
・その件については分かった。それはさておき、この問題をかたづけよう。
・その件については分かった。それはそうと、あの問題はどうなったのかな。
・この件についてはまだいろいろ話したいこともあるが、それはさておき、本題に入ろう。
・1月ももう終わりですね。それはそうと、お子さんの高校受験、もうすぐじゃありませんか。

 

接続詞 それだけでなく、それのみならず

(定義)

 不唯の接続詞。

 前で述べた事がらのみではなく後で述べる事がらもあることを述べる。

 

(例文)

【それだけでなく】
・純米大吟醸「凛」(架空のお酒)は、柔らかな口当たりと上品な表情を見せる格別な味わいが特長で、後口のキレが絶品です。このお酒、出されるところを聞いて正直驚きです!マーレ政府専用機の初めての正式機内酒として採用されました。それだけでなく、海外要人を招いてのパーティーにも用いられています。

【それのみならず】
・夫婦別姓導入に賛成です。例えば、今まで鈴木という苗字で過ごしてきたが、結婚を機に高橋という苗字になり、そのことを周囲の人一人一人に伝えて認識してもらうのは非常に面倒です。それのみならず、運転免許証、銀行口座、クレジットカード、パスポートなどを変更するのも大変な手間です。

 

接続詞 よって

(定義)

 推論(すいろん)の接続詞。

 文と文を結びます。

 前で述べた事がらから、論理的に後の事がらを導き出します。

 「よって」は前の事がらから後の事がらが導き出されることを簡潔に軽く述べます。

 

(例文)
・賛成多数です。よって、本件は可決されました。
・たばこの喫煙には大きく3つの害があります。1つ目はがん発生率増加、2つ目は脳血管疾患(脳卒中)、3つ目は心臓血管病への悪影響です。よって、もし長生きしたいのであればタバコは止めた方がいいです。
・自衛隊の装備は我が国を防衛するのに必要最小限度のものだから憲法で禁じられた『戦力』にはあたらない。よって自衛隊も憲法で禁じられた陸・海・空軍ではない。
・現在はグローバル社会であり、私たちは以前よりも海外の人たちと交流する機会が増えた。よって、外国語を勉強することは大切だ。
・あなたは二十年の永きにわたって伝統ある我国の立体起動装置の製造に専念され後継者の指導育成に当られました。よって、ここにその大いなる功績をたたえて表彰いたします。

 

接続詞 反面

(定義)

 対比の接続詞

 句と句、文と文を結びます。

 前の事がらにおいて、「ある物事」について「ある特性」を述べた後、「ある物事」についての反対がわの面または裏面を強調して後の事がらとして述べます。

 

(例文)
・仮想通貨への投資は高いリターンが見込める反面、リスクが相当高い。
・飲酒ははストレスの解消になる。反面、肝臓に大きな負担がかかる。
・AIを導入すれば膨大な業務コスト削減できるだろう。反面、AIのプログラムにもし欠陥があれば大きな問題を引き起こすだろう。

 

接続詞 そのかわり

(定義)

 対比の接続詞

 句と句、文と文を結びます。

 先に述べた内容が「よい内容」に対し、その内容を打ち消すような「わるい内容」を述べます。

 先に述べた内容が「わるい内容」なら、その内容の埋め合わせとなる「よい内容」を述べます。

 どちらの場合も、あとで述べる内容が前で述べる内容より強調したい内容です。

 

(例文)
・彼は頭はいいが、そのかわり変わりものだ。
・大学生は自由に講義をサボることができる。そのかわり、サボったせいで単位を落とし卒業できなくても自己責任だ。
・子供のころ、ゲームはほとんど買ってもらえなかった。そのかわり、顕微鏡や天体望遠鏡などはポンと買ってもらえた。

 

接続詞 ひいては

(定義)

 添加の接続詞。

 句と句・文と文を接続します。

 前で述べた内容について、ある内容を付け加えます。

 「ひいては」は、前の事がらに対して、「その事にとどまらず最終的には」という意味で後の事がらを強調して付け加えます。

 

(例文)
・この問題はこのクラスのみならず、ひいては学校全体の問題になる。
・たった1人の生徒の問題行動が、ひいては学校全体の悪印象にとられかねない。
・自分自身のため、ひいては世のため人のために勉強する。
・チームの中で切磋琢磨(せっさたくま)することが1人1人のレベルアップにつながり、ひいてはチーム全体のレベルアップにつながる。

 

接続詞 それでこそ

(定義)

 強調の接続詞。

 文と文、節と節をつなぎます。

 前の事がらに対し、後の事がらを強調して述べます。

 「それでこそ」は、理想または理想的な事がらを前で述べ、それが何における理想か後で強調して述べる場合に使われます。(理想)

 

(例文)
・自分が決めたことに対して忠実に全うする、それでこそ武士だと思い、日々精進している。
・政治は民意にのっとり、時には退いて時には回り道もしなければならない。それでこそ対立を減らすことができる。
・彼は、最善は何かといつも問いかけながら仕事をしている。それでこそプロだ。
・レースは、自分の足で走ることに価値があります。それでこそ達成感を得ることができ、新たなチャレンジに立ち向かうための効力感を持つことができる。

 

接続詞 それだけに

(定義)

 強調の接続詞。

 文と文、節と節をつなぎます。

 前の事がらに対し、後の事がらを強調して述べます。

 「それだけに」は、前の事がらに対し、前の事がらであることからなおさらそうであることを述べます。(一層)

 

(例文)
・彼女は家が貧しかった。それだけに人一倍苦労しなければならなかった。
・車での通勤時間、私はずっと音楽を聴いています。それだけにカーオーディオの音質はすごく大切なんです。
・川浜市立川浜高校の男子バレーボール部の顧問が部員への暴行の疑いで逮捕されました。同部は県大会優勝50回優勝を誇る強豪です。それだけに暴行事件が起こったのは残念です。
・電気代が高騰する中、家庭や企業だけでなく学校教育の現場でも対応に苦慮しています。学校には、エアコン、照明、パソコンなど多くの電化製品があります。それだけに電気代高騰の影響は顕著で、今年の電気代は昨年の1.6倍と大きく跳ね上がっています。
・今年で47回目となる「川浜桜まつり」。去年は新型コロナウイルス感染症防止対策を行いつつ規模を縮小しての開催、おととしは新型コロナ感染拡大のため中止となり、満足のいく状況ではありませんでした。それだけに、今年のにぎわいには手応えを感じているようです。

 

接続詞 しかも、それも

(定義)

 添加の接続詞。

 前後の文や文節をつなぎます。

 「しかも」は、前で述べた内容に対し、別の面から見た強調したい内容を付け加える場合に使います。

 「それも」は、前で述べた内容に対し、驚くべき内容を付け加える場合に使います。

 

(例文)

【しかも】

・数学の試験は問題数が多く、しかも見たことのない問題が多く出題される。

・姉は美人でスタイルがよく、しかも料理上手だ。

・あの店の天ぷらうどん定食はボリュームたっぷりだ。しかもうまくて安い。

・高性能でしかもカッコいいノートパソコンが欲しい。

・彼は若干18歳で優勝した。しかも圧倒的な実力で。

【それも】

・太平洋横断気球は、日本が実績をつくっていたんです。それも、80年も前の第二次世界大戦中に。

・彼女はアンコールも含めて30曲ぐらい歌んです。それもお一人で。

・彼の球速は150キロを計測した。それも1球のみではなく4級連続で。

 

接続詞 そうして、こうして、そのようにして、このようにして

(定義)

 結果の接続詞。

 文と文を接続します。

 前の事がらを過程としてとらえ、その結果として後の事がらを述べます。

 「そうして」「こうして」は話し言葉的な意味合いが強いです。

 「そのようにして」「このようにうして」は書き言葉的な意味合いが強いです。「そうして」「こうして」の丁寧な言い方になります。

 「そうして」「そのようにうして」は自分との精神的な距離が遠い事がらにおいて、「こうして」「このようにして」は自分との精神的な距離が近い事がらにおいて使います。

 

(例文)

【そうして】

・太平洋戦争中、ラジオ放送において、戦況が悪くなってゆく中で、戦争が負けていることも、米軍の爆撃機が飛んでくることも、原子爆弾についても事実は一切放送されませんでした。そうして真実を知らないまま、多くの命が奪われていきました。

・クロアチア戦で同点ゴールを決めた葵新伍選手、決勝点を挙げた日向小次郎選手はともにイタリアでプレーする。先発した大空翼選手は18歳でブラジルに渡り、早くから海外で経験を積んできた。そうして力を付けた選手たちを高橋監督が流れに応じて巧みに入れ替え、相手の守りを崩すことに成功した。

【こうして】

・越前の菓子処「六花」(架空のお店)に来る多くのお客が買いこむ店一番の人気商品が「花せんべい」というせんべい。極薄のせんべいの生地は高温の油に入れた瞬間、まるで花が咲くようにふわっと膨らむ。こうして軽くてフワフワ、そして口の中で溶けるような上品な食感が生まれる。

【そのようにして】

・現在チームは優勝圏内に位置していますが、残り12試合を残して決して安心できる状況ではないので、目の前の試合を一戦一戦、油断することなくベストを尽くして戦っていきたいです。そのようにして1つ1つ勝ち点を重ねていくことが非常に大事だと考えています。

・「万有引力の法則」を発見したニュートンは、「今日やれることに全力を尽くすことが大切だ。そうすれば、明日は一歩進化できる」という言葉を残しています。「今日やれること」に全力を尽くす。そのようにして日々、「やる気」と「行動力」を発揮していくことで、その人は、一歩ずつ進化していき、そして、素晴らしいことを成し遂げることができるのです。

【このようにして】

・笑顔で声のトーンが低く、落ち着いた話し方だと、相手に信頼感や安心感を与えます。身なりがしっかりしていると、「きちんとしている」「責任ある立場の人みたいだな」と感じます。このようにして、「この人はきっと仕事ができる人だろうな」と、相手は勝手に印象から推定し始めるのです。

・いま、テレビ局が力を入れているのは、取材する人員を増やすことよりも、AIでSNS上に投稿される災害や事件の情報を探し、SNSの一般人が撮影した映像を借りことです。火事、交通事故、災害などの事件事故の第一報は、ツイッターの「つぶやき」の方が速かったりすることも多く、AIが「火事」とか「事件」とかいろいろなキーワードにより、SNS上の映像や情報を探し続けているのです。このようにして、報道番組は、「自分たちが取材したわけではないニュース」を一般人から借りてきて放送しています。

 

接続詞 おまけに

(定義)

 添加の接続詞。

 前後の文や文節をつなぎます。

 「おまけに」は、前で述べた内容に対し、おまけ的な内容を付け加える場合に使います。

 

(例文)
・最近パソコンの調子がわるい。おまけにプリンターも。
・今週は予定がぎっしりつまっている。おまけに来週は東京へ出張の予定だ。
・美香さんはスタイルが良い。おまけに美人だ。
・校則違反で反省文を書かされ、おまけに親に報告された。
・人生は1度しかない。おまけに過去にもどりやり直すことはできない。

接続詞 結局、つまるところ

(定義)

 結果の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 前に述べた内容に対する結果を後に述べる場合に使われます。

 「結局」及び「つまるところ」は、前に述べた内容を始まりとしてさまざまな経緯(けいい)を経た後(のち)の最終的な結果を述べる場合に使われます。物事や考えの最終的にいきついた結果という挙句(あげく)の意味合いを持つ。

 

(例文)

・民主主義では多数派が勝ち、そして多数派は少数派をないがしろにする。結局、民主主義は弱者をないがしろにする政治である。

・日本の議会選挙における投票率は53.68%、世界の194の国の中で139位であり、世界の国の中でもとりわけ低い。つまるところ、日本は為政者(いせいしゃ)にとって非常に都合の良い国である。

 

接続詞 これでは

(定義)

 判断の接続詞。

 文と文を接続します。

 前の事がらから判断した内容を述べます。

 「これでは」は、前の事がらが意に沿わない事がらの場合に使います。前で述べた内容が期待通りではないとき、不満の感情を込めた内容を述べる場合に使われることが多いです。(遺憾)

 

(例文)

・バケツに大きな穴が空いている。これでは、バケツとして使うことができない。

・徹夜で勉強したのにテストが全くできなかった。これでは、徹夜で勉強した意味がない。

・幸運のツボを100万円で買ったにもかかわらず幸運がちっともおとずれない。これでは、100万円をドブに捨てたようなものだ。

・憲法の改正において憲法9条の改正のみが大きく注目され、政教分離の原則など他の条文の改正に国民の注意が払われていない。これでは、為政者(いせいしゃ)に都合のいいように憲法が改悪されてしまう。

 

接続詞 いずれにしても、いずれにせよ

(定義)

 直言(ちょくげん)の接続詞。

 文と文をつなぎ、思っていることをありのままに述べる場合に使われます。

 「いずれにしても」「いずれにせよ」は、前の内容がどのような内容であるかに関係なく、素直に思ったことを述べる場合に使われます。

 「いずれにせよ」「いずれにしても」よりかたい言い方になります。

 

(例文)

【いずれにしても】

・明日の式典は我が国にとって重要な式典だ。いずれにしても、明日の式典を中止するという選択肢(せんたくし)はない。

・あなたにどんな事情があるかは分からない。いずれにしても、あなたの意見はまちがっている。

【いずれにせよ】

・営業には営業の、総務には総務の言い分があるのは分かります。いずれにせよ、私は私の仕事を成し遂げます。

・敵国は人材、資源、経済力、科学技術、全てにおいて我が国より勝っている。いずれにせよ、この戦争に勝ち目はない。

 

接続詞 同様に、同じように

(定義)

 並列の接続詞。

 「同様に、同じように」は文と文を接続します。

 前で述べた内容と同じような内容を述べる際に使われます。

 「同様に」がかたい言い方で、「同じように」がやわらかい言い方です。

 

(例文)

・働く高齢者は昔と比べ増加している。同様に、働く女性の数も昔と比べ増加している。

・お酒は適度な飲酒量におさえるのが大切である。同様に、読書も適度な読書量にしておくのが大切である。

・万引きは犯罪である。同様に、違法アップロードも犯罪である。

・自分がされていやなことは人にしてはいけない。同じように、自分がされていやなことは動物や魚や虫、そして植物にもしてはいけない。

・スポーツにおいてルールは守らなければならないものである。同じように、人間社会を生きていく上でモラルは守らなければならないものである。

 

接続詞 これなら、これならば、これだったら、これでしたら

(定義)

 見解(けんかい)の接続詞

 文と文を結びます。

 仮定ではない前の事がらに対し、自分の見解(意思・提案・評価・主張)を述べます。

 「これなら、これならば、これだったら、これでしたら」は、仮定でない前の事がらに対し、自分の評価を述べます。

 

(例文)

【これなら】

・信康は北を目指す、家長は南を目指す。これなら共存共栄が可能です。

・普通の電気自動車だと、普通充電ならフル充電までひと晩、急速充電でもたいてい使用時間が定められているのでフル充電になることはない。しかし水素を燃料とする電気自動車なら水素を満充填するまでに有する時間はわずか3~4分だという。これならガソリン車やディーゼル車の給油時間と遜色ない。

【これならば】

・幸い、我が家から歩いて約3分の距離に動物病院を発見!これならば、猫が急に具合が悪くなってもダッシュで向かうことができます。

・通信制大学では、仕事をしながらでも、スマホやPCなどを用いて、仕事の終わった夜の時間や仕事のない休日の空いている時間などに、大学の勉強をすることが可能である。これならば、努力すれば働きながら大学に通うことができ、そして大学を卒業することも可能である。

【これだったら】

・花粉対策の身近な対策として、外から家の中に花粉を持ち込まないというのも大切です。できれば家の中に入る前に、柔らかいブラシで服を払って花粉を落とす。これだったら簡単ですよね。

・都市ガス各社が提供する「カーボンニュートラル都市ガス」は、既存の設備をそのまま使ってカーボンニュートラルが実現可能です。これだったら脱炭素社会実現のために莫大な設備投資をする余力がない中小企業もカーボンニュートラル協力可能です。

【これでしたら】

・私はノートパソコンを教室に持っていって、プロジェクターにつなぎ、ノートパソコンの画面をスクリーンに投影して、生徒の様々な答えをどんどん拾い、それを私がパソコンに入力していってスクリーンに映し、クラス全員がみんなの解答を共有できるようにしています。これでしたら特にインターネット環境も必要なしに、クラス全員がみんなの解答をすぐに共有できます。

 

接続詞 そうでなくても、それでなくても、ただでさえ

(定義)

 補足の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 「そうでなくても、それでなくても、ただでさえ」は、前の事がらに対し、前の事がらがそうである以前に元々そうである後の事がらを補足します。

 

(例文)

【そうでなくても】

・今場所、山ノ富士が怪我を直し体調万全で出てくれば、若景勝の3場所連続優勝を止めるかもしれません。そうでなくても、上位力士はいま曲者が多いですからね。

・茂野五郎が投げたのは、左打者の内角のボールゾーンからストライクゾーンへ入ってくるフロントドアと呼ばれる球。そうでなくても、メジャーの一流ピッチャーのツーシーム系の球は総じて、速くて球威があり、さらに曲がりも大きい。

【それでなくても】

・今月の携帯の請求金額がすごい。それでなくても今月ピンチなのに。

・日本は巨大地震が連鎖的に立てつづけに起こる地震の活動期に入った恐れがあり、いつ巨大地震が起きてもおかしくない。それでなくても日本は自然災害が発生しやすい災害大国だ。

【ただでさえ】

・また寝坊してしまった。ただでさえ今月3回寝坊しているのに。学校行きたくない。

 

接続詞 一般的に、普通、通常

(定義)

 補足の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 「一般的に、普通、通常」は、前で述べた内容対して、一般的に、普通、もしくは通常どうであるかという内容を補足します。

 

(例文)

【一般的に】

・弁護士の相談料は結構高い。一般的に、30分5000円である。

・リボ払いは毎月の支払額が安くなるがやめた方がいい。一般的に、 返済期間が長くなり完済までの総額が大きくなる。

・有名私立中学の入試の国語で出題される文章はかなり難しい。一般的には、大学入試レベルといっても遜色(そんしょく)ない内容で、大人でも読み解くのは困難である。

【普通】

・自分がされていやなことは人にしてはいけない。普通、それが当たり前のことのはずである。

・日本国憲法で定められた政教分離の原則から、宗教団体が政治に介入することはあってはならない。普通、政治家というものは政教分離の原則は知っているはずである。

【通常】

・会社は社員に対し「明日から来なくていい」などと言って突然解雇することはできない。通常、企業が従業員を解雇する場合、労働基準法により、30日前に「解雇予告」するか、30日分の「解雇予告手当」を支払うことが義務付けられている。

・彼は独学で小論文を勉強しようとしているがそれは無謀だ。通常、 小論文上達のためには添削指導が必要不可欠である。

 

接続詞 そうすることで、こうすることで

(定義)

 理由の接続詞。

 文と文を結びます。

 「そうすることで」は、精神的に自分との距離が遠い事がらにおいて、前の行為・行動の結果を理由として、それから帰結する内容を後の事がらとして述べます。また、会話などにおいて、相手が言った前の事柄の結果について相手に質問する場合に使われます。

 「こうすることで」は、精神的に自分との距離が近い事がらにおいて、前の行為・行動の結果を理由として、それから帰結する内容を後の事がらとして述べます。また、会話などにおいて、自分が言った前の事柄の結果について相手に質問する場合に使われます。

 

(例文)

【そうすることで】

・ビデオカメラや着物など買うと高額でめったに使用しないものは、全部レンタルで済ませてしまいましょう。そうすることで、貯蓄にまわせるお金を増やせますし、あなたの家もスッキリします。おまけに、レンタルならいつでも最新のものや状態のいいものが使えます。

・クローゼットやタンスなどの収納場所は衣服をぎゅうぎゅうに入れるのではなく7~8割収納に抑えるのが理想です。そうすることで空気が循環し通気性が良くなり湿気が逃げる場所ができます。また、衣類を取り出しやすくもなります。

【こうすることで】

・家事や片づけは子どもと一緒に協力してすること大切です。分担できることは分担して、自分でできることは自分でやる。こうすることで、自然と子どもの自立心を養うことができます。

・花粉症で苦しんでいる人は、マスクの内側に、2枚ほどガーゼを貼り付けるといいでしょう。こうすることで、80%の花粉をブロックできます。

 

接続詞 こういうわけで、こんなわけで

(定義)

 理由の接続詞。

 文と文を結びます。

 「こういうわけで」「こんなわけで」は、前で述べた事情を理由として、それから帰結する内容を後の事がらとして述べます。

 「こういうわけで」「こんなわけで」は、自分との精神的距離が近い事がらについて述べる場合に用います。

 

(例文)

・もし、報道の自由がなく、政府が不都合だと感じる情報の報道が許されなければ、国民は政府を評価することができない。こういうわけで、報道の自由は強く保護されなければならない。

・フィリピンで話されている母国語「タガログ語」は英語に近いです。また、フィリピン人は、小学校から大学まで、英語で授業を受けています。こんなわけで、フィリピン人はみんな英語が話せるのです。

 

接続詞 そういうわけで、そんなわけで、そのような理由で

(定義)

 理由の接続詞。

 文と文を結びます。

 「そういうわけで」「そんなわけで」「そのような理由で」は、前で述べた事情を理由として、それから帰結する内容を後の事がらとして述べます。

 「そういうわけで」「そんなわけで」「そのような理由で」は、自分との精神的距離が遠い事がらについて述べる場合に用います。

 「そういうわけで」「そんなわけで」は軟らかい表現で、「そのような理由で」は硬い表現になります。

 

(例文)

・監督になったわけだから、グランドでの戦いに集中するのは当然のこと。そういうわけで、3年間連載してきた野球コラムは今回で最終回になります。

・人間とチンパンジーの遺伝子は99%一致する。そういうわけで、チンパンジーを観察することによって人間とはどのような生き物かを研究している。

・パソコンの調子が悪くなった際、再起動で直ることが多い。そんなわけで、今回は日常的に行なうパソコンの再起動の方法を紹介します。

・最近、まとまった量の雪が降ることが多くなった。そんなわけで、今注目のカー用品はタイヤチェーンと雪かきスコップです。

・賃貸はライフステージに合わせて、自由に住まいを変えることができる。そのような理由で賃貸派が増えているといわれている。

・日本はインド、米国の両国に対する友好関係を持っている。さらに日本は、インドで帝国主義的な歴史をもたないことから、インドとも信頼関係を築くことができる。そのような理由で、日本はインド、米国の両国の仲介者になりうる。

 

接続詞 こうすれば、こうしなければ、こうすると、こうしないと、こうなれば

(定義)

 仮定の接続詞

 文と文を結びます。

 前の事がらが成立した場合、または、成立しなかった場合について、自分の考え・意見・判断・提案などを述べます。

 「こうすれば、こうしなければ、こうすると、こうしないと、こうなれば」は、自分との精神的に距離が近い事がらについて述べる場合に使います。

 

 

(例文)

【こうすれば】

・目標を決めたら上司はできるだけ部下のやり方に口を出してはいけません。目標をどう達成するかは、部下に任せ、部下に自分で考えさせ、部下が自分で分からないときにだけ指摘しましょう。こうすれば、部下は与えられた権限の中で自由になり、やる気や向上心が芽生えてきます。

・探している商品をどこにあるのか聞くにも、近くに店員が見当たらない時はレジに行きレジの店員さんに、「商品を探しているのですが場所が分かりません。商品の場所まで案内してもらえますか」と言って下さい。こうすれば、レジの店員さんに、スタッフを呼んでもらえ、探している商品の売り場まで案内をしてもらえます。

【こうすると】

・タマネギやニンジンは、洗った後に切り分けて袋に入れる。こうすると鮮度も保て、すぐに調理もできて一石二鳥です。

【こうしないと】

・保険を切り替える際の正しい手順は、「新しく切り替える保険の申し込み→その保険の保障がスタート→古い保険の解約」です。こうしないと、何かあったとき保証してくれる保険に空白期間ができてしまい、何かあった時保証が受けられません。

・なにもせずにのんびりしたいときは、「のんびり時間を2時間」という予定を入れます。こうしないと、私は際限なくのんびりしてしまい、あとで罪悪感にさいなまれます。

【こうなれば】

・この3戦を1勝2分の勝点5以上で乗り切れば、1位を保ったまま切り抜けることができ、以降10月まで上位クラブとの対戦はない。こうなれば悲願のリーグ優勝に向けいよいよ視界が開けてくる。

 

接続詞 もし、もしも、仮に

(定義)

 仮定(かてい)の接続詞。

 文と文を結びます。

 「もし、もしも、仮に」の品詞は正しくは副詞ですが、「もし、もしも、仮に」の英語である if(イフ)が英語で接続詞として扱われているように接続詞的な意味合いが強いということで、ここでは接続詞として紹介させていただいています。

 「もし」はその後に続く文の事がらを仮定とし、さらにその後に続く文においてもしそうであった場合の自分の考え・意見などを述べます。

 「もしも」は、「もし」を強めた言い方。

 「もし」「もしも」は軟らかい表現で、「仮に」は硬い表現になります。は、「もし」を強めた言い方。

 

 

(例文)

もし、田中正三が総理大臣であったら、森友問題と加計問題のような問題は起きなかっただろう。

もしも、田中正三が総理大臣であれば、苦しんでいる人や困っている人をないがしろにするような政治を決してしないだろう。

仮に、全国民の代表である国会議員が全国民のためではなく特定の一部の人々のためだけに政治を行うのであれば、そのような国は表面上は民主主義かもしれないが本質は民主主義ではない。

 

接続詞 たとえ

(定義)

 仮定(かてい)の接続詞。

 文と文を結びます。

 「たとえ」の品詞は正しくは副詞ですが、「たとえ~でも(ても)」の英語である even if が英語で接続詞として扱われているように接続詞的な意味合いが強いということで、ここでは接続詞として紹介させていただいています。

 「たとえ」は逆説の接続助詞「ても」「でも」を伴い、あとの事がらを仮定とし、さらにその後に続く文において前の事がらとは対照的なもしそうであったとした場合の自分の考え・意見などを述べます。

 

(例文)

たとえ失敗したとしても、またチャレンジすればよい。

 

接続詞 もしそうなら、もしそうならば、もしそうでないのなら、もしそうしなければ

(定義)

 仮定(かてい)の接続詞。

 文と文を結びます。

 「もしそうなら、もしそうならば」は前の事がらに対し、もし前の事がらが成立する場合についての自分の考え・意見・判断・提案などを後の事がらとして述べます。

 「もしそうでないのなら、もしそうでなければ、もしそうしなければ」は前の事がらに対し、もし前の事がらが成立しない場合についての自分の考え・意見・判断・提案などを後の事がらとして述べます。

 

(例文)

・金利が0.00001%の銀行に現金を預けているだけなら、実際にお金が増えているとは言えない。 もしそうならば、資産形成のチャンスをみすみす逃していることになる。

・防弾チョッキは銃による攻撃を防ぐものである。もしそうでないのなら、防弾チョッキの存在価値はない。

・冬は寒いため車のエンジンルームに猫が入り込んでしまうことがある。冬の寒い日に車を動かす前は猫バンバンをしていくことが大切です。もしそうしなければ、猫ちゃんは車が動くことに気づきません。冬の寒い日に車を動かす前は猫バンバンを忘れずに。

 

接続詞 もしそうだったら、もしそうでなかったら、もしそうでなければ

(定義)

 仮定(かてい)の接続詞。

 文と文を結びます。

 「もしそうだったら」は前の過去の事がらに対し、もしそうであった場合の自分の考えを後の事がらとして述べます。

 「もしそうでなかったら、もしそうでなければ」は前の過去の事がらに対し、もしそうでなかった場合の自分の考えを後の事がらとして述べます。

 

(例文)

・痛めた膝については幸いなことにそれほど深刻なものではなかった。もしそうだったら試合を続けることはできなかっただろう。

・痛めた膝については不幸なことに深刻なものだった。もしそうでなかったら試合を続けることができたのに。

・2004年新潟県中越地震が発生し、新幹線の脱線もあったが、実は、阪神淡路大震災の後、その経験を生かして道路や鉄道の高架が補強されていたのである。もしそうでなければ、被害はさらに拡大していただろう。

 

接続詞 これによると、これによれば、これによりますと

(定義)

 情報の接続詞。

 文と文を結びます。

 前の事がらの情報源などを情報の出所(でどころ)として、ある情報などを後の事がらとして述べる場合に使います(出所)。

 「これによると」「これによれば」「これによりますと」は、「情報源」及び「その情報源からのべようとするある情報など」と自分との心理的距離が近い場合に用います。

 「これによりますと」は、丁寧な言い方。

 

(例文)

・アンブレラ社(架空の企業)が先進国22カ国・3000人の経営層などを対象に行ったAI倫理の調査が興味深い。これによると、AI倫理の推進役について、技術者ではなく、ビジネスリーダーを挙げた企業が78%に及んだ。

・2月10日、マーレ政府(架空の政府)は新型コロナウイルス感染症対策に伴う「マスク着用の考え方に関する見直し」を発表した。これによれば、3月13日からは屋内・屋外を問わず、マスクの着用を個人の判断に委ねるという。

・新国土交通省(架空の省庁)がお盆期間における各種道路別の渋滞ランキングを発表しました。これによりますと、高速道路の1位は【新東京高速道路(下り)第2新東京IC~第3新東京IC】(架空の高速道路)となっています。

 

接続詞 それによると、それによれば、それによりますと

(定義)

 情報の接続詞。

 文と文を結びます。

 前の事がらの情報源などを情報の出所(でどころ)として、ある情報などを後の事がらとして述べる場合に使います(出所)。

 「それによると」「それによれば」「それによりますと」は、「情報源」及び「その情報源からのべようとするある情報など」と自分との心理的距離が遠い場合に用います。

 「それによりますと」は、丁寧な言い方。

 

(例文)

・共和党の候補者選びはダーリング(架空の政治家)とキールティ(架空)の激しい一騎打ちになる公算が大きくなっている。調査は登録済みの米有権者12000人から約4000人を抽出して2月3~5日に実施された。それによると、ファウラー(架空)との直接対決になった場合、ダーリングは3ポイント差で敗れるが、キールティはタイに持ち込めるという結果になった。

・ユニシロ(架空の会社)の「年収4割増」が大きなニュースになっている。しかし、残念ながらユニシロ社員がどれほど高給取りになろうとも、日本の賃金はそれほど変わらない。このニュースの陰でひっそりと報じられた、衝撃的なニュースを見ればそれは明らかである。それは、東西新聞社(架空の新聞社)が、中小企業2000社を対象に1月20~1月30日に実施したアンケートだ。それによれば、なんと8割以上が「賃上げの予定なし」と回答したという。

・内務省衛生局(架空の省庁)は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例をまとめています。それによりますと、12月15日までの7日間に、エルディア国(架空の国)で確認されたクラスターは合わせて378件でした。

ホーム

copyright (C) 2007 POTHOS. All Rights Reserved.