接続詞 したがって、ゆえに、それゆえに(定義)推論(すいろん)の接続詞。 「したがって」「ゆえに」は句と句、文と文を接続します。 「それゆえに」は文と文を接続します。「それゆえに」のそれは前の文を指しています。 前で述べた事がらを前提として、論理的に後の事がらを導き出します。 数学、哲学、論文などで使われ、両方とも、書き言葉的でかたい言い方。 「したがって」は考えた結果当然であるという場合に使われます。 「ゆえに」は考えるまでもなく必然であるという場合に使われます。
(例文)・我思う。したがって我あり。 ・我思う。ゆえに我あり。 ・三角形ABCは2つの辺が等しい。したがって二等辺三角形である。 ・3角形ABCは2つの辺が等しい。ゆえに二等辺三角形である。 ・横綱であるゆえに負けることはゆるされない。 ・日本は火山が多い。したがって地震も多い。 ・内閣不信任案が可決されました。したがって、内閣総辞職または解散総選挙が行われます。 ・昔は下級武士の身分に生まれたがゆえに、能力があっても重要な職務につけなかった武士が多かった。 ・日本は、島国である。それゆえに、大陸の文化の影響を受けつつも、日本独自の文化が大きく発展していった。 |