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接続詞 けれども、けれど、けど、だけれども、だけれど、だけども、だけど

(定義)

 逆接の接続詞。

 句と句、文と文を結びます。

 ある事柄に関して、ふつう「そうである」「そうなる」とは思えない事柄を述べる場合に使います。

 また、ある事柄に対して、対照的な事柄を対比して述べる場合に使われます。

 他にも、前の事柄に対する話し手の意見、感情を述べる場合に使われます。

 「しかし」が前に述べる事柄よりも後で述べる事柄に非常に重点を置いているのに対し、「けれども、けれど、けど、だけれども、だけれど、だけども、だけど」は前に述べる事柄にある程度重点を置きつつ、後で述べる事柄に前の事柄よりも重点を置いています。

 「けれども」の「も」を略したものが「けれど」、「けれど」の「れ」を略したものが「けど」になります。

 「けれども」「けれど」「けど」において、「けれども」が1番丁寧な言い方で、「けれど」がその次に丁寧な言い方、「けど」はくだけた言い方になります。「けど」は書き言葉ではなく話し言葉になります。

 「だけれども」は、断定の助動詞「だ」+「けれども」です。「けれども」を強めた言い方です。

 「だけれども」の「も」を略したものが「だけれど」で、「れ」を略したものが「だけども」です。「だけれども」の「れ」と「も」を略したものが「だけど」になります。

 「だけれども」「だけれど」「だけども」「だけど」において、「だけれども」が1番丁寧な言い方で、「だけれど」「だけども」がその次に丁寧な言い方、「だけど」はくだけた言い方になります。「だけど」は書き言葉ではなく話し言葉になります。

 

(例文)

【けれども】

・今はまた2月です。けれども今日は春のような日差しでとてもあたたかいです。

・英語の読み書きは少しできます。けれども、話すことはできません。

【けれど】

・タバコが値上がりするそうだけれど、それで本当に税収が増えるのだろうか?

・宿題で分からないところをお父さんに聞いてみた。けれど、お父さんも分からなかった。

【けど】

・僕のお母さんはやさしい。けど、怒るととても怖い。

・毎朝、朝食はご飯と納豆がいいです。けど、ときどきパンも食べたいな。

・お酒を飲むとよい気分になる。けど、飲みすぎると体にわるい。

【だけれども】

・二次試験においては、できるなら、全問記述問題で出したい。だけれども、採点官の人数の都合から、全て記述問題ではなく、記号問題を多く出題する。

【だけれど】

・徳川家康は、戦国最強と言われた武田信玄に三方ヶ原の戦いで完敗しました。だけれど、負けたことが家康にとって大きなプラスになった。

【だけども】

・スマホで映画を鑑賞するということが大分一般的になってきました。だけども、劇場で映画を観るという体験は独特のものであり、一生の思い出に残るものだと思います。

【だけど】

・王様はこわい。だけど、王妃様はとても優しい。

・旅行に行きたい。だけど時間がない。

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