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接続詞 そうすれば、そうしなければ、そうすると、そうしないと、そうなれば、そうならなければ

(定義)

 仮定の接続詞

 文と文を結びます。

 前の事がらが成立した場合、または、成立しなかった場合について、自分の考え・意見・判断・提案などを述べます。

 「そうすれば、そうしなければ、そうすると、そうしないと、そうなれば、そうならなければ」は、自分との精神的に距離が遠い事がらについて述べる場合に使います。

 

 

(例文)

【そうすれば】

・自分がされていやなことは人にするべきでない。そうすれば、人に嫌われないだろう。

・われわれは人種差別に関する問題から逃げることはできない。もしそうすれば、われわれは世界に向けて、人種差別がOKであり、人種差別に関する問題は重要ではないと言っていることになる

【そうしなければ】

・自分がされていやなことは人にするべきでない。そうしなければ、多くの人に嫌われるだろう。

・君が自由と正義の為に立ち上がることを望む。もしそうしなければ私は君に失望する。

【そうすると】

・自分がされてうれしいことを人にしよう。そうすると、あなたの周りのひとが幸せになるだろう。

【そうしないと】

・自分がされてうれしいことを人にしよう。そうしないと、あなたの周りのひとが幸せにならないだろう。

【そうなれば】

・仮に首都直下地震など住宅密集地で大震災があれば、大震災により生じる避難生活者は膨大な数になることが予想され、その膨大な避難生活者の受け皿となる仮設住宅は、間違いなく不足する。そうなれば避難生活者の災害関連死が続出するのは火を見るよりも明らかである。

【そうならなければ】

・消費税率を「将来的には引き上げざるを得ない」との認識は、極めて重要な意味を持つ。すぐに消費税を増税をしないとしても、将来の増税を念頭に、今後の社会保障改革にいくらの財源が必要か一歩踏み込んだ議論が許されることになるであろう。もしそうならなければ、わが国の社会保障制度は成り立たなくなり、やがて我が国は持続不可能な状態に陥る。

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