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接続詞 むしろ、それより、それよりも、それよりは

(定義)

 比較の接続詞。

 文と文をつなぎます。

 「むしろ」はある面において前で述べた事がらと比べて、後の事がらの方がより適しているということを述べます。

 「それより」「それよりも」「それよりは」は、「前の事がらより、後の事がらのほうが~」ということを述べる際に使います。

 「それよりも」「それよりは」は、「それより」を強調した言い方です。

 

(例文)

【むしろ】

・彼は、父親より、むしろ、母親の方に似ている。

・彼女は、暇があればタバコを吸っているというよりむしろタバコを吸っている合間に仕事をしているといった方がいい。

・朝の車が混雑する時間に車で通勤すると時間が大分かかる。むしろ、自転車で通勤した方が早く会社に着く。

・このコラムは評論としての体をなしていない。コラムというよりはむしろエッセイだ。

・仕事やキャリア、貯金、結婚、子育てなど、将来に対する不安材料を数え出したらキリがありません。でもだからといって、くよくよ悩んでいるばかりじゃ悩みは消え去りません。むしろ悩みが蓄積されていくばかりです。これを打破するには、現状を認識をして問題としっかり向き合うほかありません。

【それより、それよりも、それよりは】

・故人の遺品は、思い入れのあるものだからといって、残していても、使わなければ意味がない。それより、大切に使ってくれる人の手に渡った方が故人にとっても物にとってもいい。

・ただ食べる量を減らすというダイエットだと、やつれた感が出てきれいに見えるようにならない。それよりも、適度に運動し、適度な筋肉をつけることが、適度に引き締まった健康的な美ボディを作ることにつながる。

・彼らは奴隷として死ぬまで働かねばならなかった。それよりは生きるか死ぬか分からないが脱走して自由に生きる方がどれだけいいかしれない。

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